― 楽読インストラクター10年の記録 ―
「鼻血が出るほどワクワクしたら、夢は叶う」
大嶋啓介さんの
『前祝いの法則』に出てくるこの言葉を読んだとき、
私は正直、こう思いました。
「そんな夢、私にはなかったな……」
今でも、
鼻血が出るほどワクワクする夢があるかと聞かれたら、
たぶん、ありません。
でも、楽読インストラクターとして10年を迎えた今、
振り返って書き出してみたら、
想像以上のことが10個以上起きていました。
どれも、
当時の私には考えもしなかった未来です。
定年まで安泰だと思っていた人生が変わった瞬間
振り返ると私は、
高校 → 大学 → 就職と、
いわゆる「順調な人生」を歩いてきました。
このまま会社で働いて、
定年まで安泰。
そんな人生を、疑いもせずに思っていました。
それが、リストラ。
今思えば、
あの出来事は
仕事を失ったという以上に、
これまでの人生に終止符を打った瞬間だったのだと思います。
本が大嫌いだった私と、楽読との出会い
実は私、
本が大嫌いでした。
だから速読にも、
最初はまったく興味なし。
楽読を体験した理由も、
ただのヒマつぶし。
体験代が割引になるというチラシを見て、
「まあ、安いし行ってみるか」
それくらいの軽い気持ちでした。
それでも、
本が嫌いな自分でも文字数が上がったときは、
正直、かなり驚きました。
インストラクターになってからの現実は、甘くなかった
インストラクターになってからの道のりは、
決して順風満帆ではありません。
むしろ、
思っていたよりもずっと地味で、
ずっと苦しい時間の方が長かったです。
売れない時期も長く、
「何をやっているんだろう」と思ったことも、
一度や二度ではありません。
辞めようかな、
もう向いてないのかな、
そんなことを考えながら、
気づけば何年も経っていました。
スクールのない滋賀でマルシェに出たり、
好きなことを好きなようにやって、
売り上げにはまったく貢献していない時期も
正直ありました(笑)
気づいたら、生き方が変わっていた
それでも10年続けてきて、
今ははっきり言えます。
仕事・家事・育児に追われるだけだった日々から、
自分が楽しんで生きている姿を
想像できるようになった。
それだけでも、
私にとっては十分すぎる変化でした。
そしてもうひとつ、
楽読を続けてよかったと心から思う理由があります。
それは、
たくさんの出会いがあり、
仲間と呼べる人たちができたこと。
辛い時にも、
手を差し伸べてくれる人がいたこと。
*ちえぞうのコラム|鼻血が出なかった理由(たぶん)
ワクワクの度合いって、
本当に人それぞれだと思います。
私が
「鼻血が出るほどワクワクできなかった」のは、
たぶん、
自分が想像できる範囲でしか
想像していなかったから。
だって、
想像できないことって、
そもそもワクワクしようがないですもんね(笑)
でも振り返ってみると、
「え?そんなこと起こる?」
という出来事が、
ちゃんといくつも起きていました。
それって、
当時の私から見たら
十分、鼻血ものだった気がします。
今はまだ想像できないワクワクが、
その先にちゃんとあって、
あとから振り返ったときに
「え、これ鼻血ものやん」
って言う未来が、
もう用意されていたのかもしれません。
そう考えると、
この先の人生を想像するだけで、
ちょっと鼻がムズムズしてきます(笑)
――ちえぞうの場合。
10年前の自分へ
10年前の自分に声をかけるなら、
やっぱりこの一言です。
「よく決断したね」
不安の中で選んだ一歩が、
すぐに正解だと分かることはなかったけれど、
振り返った今なら、
ちゃんと意味のある時間だったと思えます。
鼻血が出るほどワクワクしなくても、
人生は、静かに、でも確実に動いていく。
楽読と出会ってからの10年は、
そのことを
私自身に教えてくれました。
ワクワクできるのは右脳の力?
楽読は右脳を活用する速読です。

